業務マニュアルの重要性

はじめまして、社会保険労務士のくぎたです。

仕組みづくり

社員を雇って仕事を教えたはいいけど、数カ月で辞めてしまうケースが多々あります。

人間関係の問題、給与水準の低さ、仕事のやりがいの欠如等々、理由は色々考えられます。

もし、その問題が社員の理解度が進まない、スピードが遅い、間違いが多々起こる・・

という場合は、即、社員個人の能力不足と捉えるのではなく、全体像が把握できるように

仕組みづくりが必要です。

 

業務マニュアルを作成して、どのような場合にはどういった業務をこなすのか一目瞭然

となります。

ちなみに、詳細には、以下の流れでマニュアルは出来ます。

はじめに組織の目的や目標から発生した様々な機能があり、そこでの職務を遂行するための

方法を細かく示したものとなります。

部門ごとに職務分析を作成→職務の手順書が出来る→マニュアル(作業標準書)完成

 

以前、私が若い頃、アルバイトでアウトバウンド型のコールセンター(電話を発信する側)の会社

で務めていたときがありました。

「こちら●●会社の●●です。今回、●●の御用件でお電話しました」から始まり、

一回、断れた場合の返答、二回目断れた場合の返答、最後にクロージングの仕方など。

その時にもスクリプトといって、電話口の相手がどのように答えたら、このように話すというような

業務マニュアルがありました。

これは、何かというと『勤続年数問わず誰がやっても一定水準のサービス提供が出来るように

仕組みづくり』です。大企業ほど充実したものがあり、数カ月行い業務の改善が図れたらマニュアル

自体も変更するようなものです。複数の上司がいる場合でも上司によって指示する内容が違う

ことが起きません。さらに急な退職でも円滑な引き継ぎ対応が可能となります。

 

 

人手不足の業界や人材の定着が低い会社、中小企業には特にオススメです。

求人にいくらお金をかけて、ようやく採用した人材でも離職したり、成長が進まなけれ意味が

ありません。

さらに、働き方改革が叫ばれる昨今、さらに重要性は増していると考えます。

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